2016年10月17日月曜日

夏以降の学習のポイント⑧ ~福田~

みなさんこんにちは!アシスタントアドバザーの福田です。

今日は「夏以降の学習のポイント」について。
これまで他の先生も言ってきたと思いますが、やはり過去問演習が大事です。
というのも11月末には「センタープレテスト」があり、12月はセンター試験まで
残り1ヵ月となるので、勉強はセンター対策が中心となります。

なので、今年中で、過去問演習にゆっくり時間を費やせるのはこの10月、
11月だけなんですよね。実は。

それでは「過去問演習ってよく言うけど、具体的に何をすればいいの?」ということで、
以下に書きたいと思います。

1.まずは過去問を解く
 これは「そりゃそうだよw」って感じですよね。きちんと時間を測って、
 できれば本番を想定して、1年度分の科目をまとめて同じ日に解くことをお勧めします。


2.丸つけ・採点
 おそらく「丸つけ」は皆さんやっていると思いますが、点数出しはやっていない人の方が
多いのではないでしょうか。
 その原因として
 ・配点が載っていない
 ・記述部分(現文記述、自由英作etc)はどんな風に採点してよいかわからない
 
 が挙げられると思います。
 確かに過去問の本には詳しい配点は載っていません。しかしただ丸つけだけだと、
自分が「受かっているのかorレベルが足りないのか」を判断出来ません。
 なので、全体の問題数と正解した問題数を比較して、簡易的でも良いので点数を出してください。
 記述に関しても、採点基準や抑えるべきポイントは解説に載っています。
そこから「10点中6点」みたいな感じで出してほしいと思います。
 更に記述式の問題を自分で採点することは、記述式の点を伸ばすことにもつながります。
 というのも採点をすることで「解く側」から「採点側」の視点に立つので、
「どういう解答が点が取れる解答で、何を抑えるべきなのか」ということを考えさせられます。
その経験を通して点が取れる解答のコツをつかんでいけるようになります。


3.復習
 これもほとんどの人がやっていると思います。
 が、おそらくみなさんがやっているのは「解答の導出過程の確認」だけです。
 「解答の導出過程の確認」とは例えば、「棒線部2行前に~と書いてあるので」や
「ここでxxの定理より」というように正答までの流れの確認です。
 中には難しいのもありますが、大半は「読めばわかる」レベルです。
「読めばわかる」レベル、つまりそこまで難しすぎない問題なのに、実際に解いてみると、
解き方がわからない。なぜでしょうか。
 それは「解答の導出過程の根拠(理屈)を考えていない」からです。
 先程も言った、「棒線部2行前に~と書いてあるので」や「ここでxxの定理より」を
みなさん少しは疑ったことがありますか。
 「何故3行前でなく2行前なのか」、「なぜA定理ではなくB定理を使うのか」というところを
考えたことがありますか。
 過去問の解説にはその大学なりの性格・思考回路があり、それは大学ごとに異なります。
 各大学の解答作成者がどんな性格・思考回路で、何に価値観や重きを置いてるか。
これを粘り強く考察していけばどういう問題のときに何に着目すれば良いかが見えてきます。
 ときには「この問題・解答作成者はおそらくこんなことを考えていて、だからこんな選択肢が
あるのか(その選択肢で受験生をひっかけようとしているのか)」といったことも見抜けます。

ただ「過去問を解く」と言ってもやるべきこと、考えるべきことを山のようにあります。
やることをめんどくさがらず、考えることを諦めずに深く追求していく。
これができればきっと合格に辿りつけるでしょう。

2016年10月16日日曜日

私大志望者必見! 3教科で受験できる国公立大学 ~酒井~

こんにちは。

長崎県出身の酒井です。



センター試験まで90日を切りましたね。

もう2ヶ月代になりました。

来年は受験生だなんて言っていた子たちももう90日前なんですね。

早いです。

早すぎます。

24時間は平等に与えられているのに目標や期限があるだけで一日の重みが変わりますね。

後悔ないよう共に全力で走り抜けましょう!



本日は

「私大志望者でも受験できる国公立大学」

をテーマに解説します。




1. 3科目でも国公立大学が受験できます


 私立大学の場合、大抵3科目受験が多いですが、
 今回は3科目で受験できる国公立大学を調査してみました。
 国公立大学=5科目のイメージが定着している昨今。
 しかし、探してみると数は少ないのですがあるんですね。

 学部学科を選ばなければ、
 もしくは志望の学部学科であれば、
 もしくは立地を選ばなければ、
 と条件は付いてきますが、考えるえてみる余地はあるかもしれません。




2. 調査結果

 
 昨年のデータを調査してみると、
 北海道から九州までそこそこあるんですね。
 前中後期合わせて大学だけで約90校、
 学部学科でみると、300くらいあります。
 文系の方が多いですが理系もいつくかあります。

 今回も都内圏の大学をピックアップしますね。
 (学部で記載している場合、すべての学科が対象ではない可能性あり)

 =前 期=
 □ 首都大学東京・・・都市教養学部法学、都市環境学部分子応用化学
 □ 東京芸術・・・美術学部各学科、音楽各学科
 □ 神奈川県立保健福祉・・・保健福祉学部
 □ 横浜市立・・・国際総合科学学部
 □ 埼玉・・・経済-昼 国際プログラム枠

 =中 期=
 □ 首都圏はなし

 =後 期=
 □ 筑波・・・芸術
 □ 埼玉県立・・・保健医療福祉学部
 □ お茶の水女子・・・文教育学部(人文科学、音楽表現)
 □ 首都大学東京・・・都市環境学部
 □ 東京外国語・・・国際社会学部
 □ 東京海洋・・・海洋科学学部、海洋工学部
 □ 神奈川県立保健・・・保健福祉学部




3. まとめ


 私の教え子で私立大学希望だった生徒にこの情報を伝えたところ、
 東京海洋大学の後期受験に合格した生徒がいました。
 5教科は時間的にも学力的にも厳しいとのことで私立志望でしたが
 3教科で受けられる国公立があると知り、受験してみたところ合格しました。
 両親もまさか国公立へ行くとは思っていなかったようでとても喜んで頂けました。

 入試は原則一発勝負。
 勉強はコツコツ積み上げていくしかありませんが、
 こういった情報を知っているかいないかで明暗を分けることもあります。
 うまく活用していけるといいですね。




【編 集 後 記】
昨日、長崎から名産のかまぼこが送られてきました。
地元の味。うまかとです。
もう15年くらい帰っていないです。
物理の道へ導いてくれたお酒が好きな先生。
もう80歳近いです。
再開したいなぁ。。

2016年10月14日金曜日

模試が世界から消えたら ~酒井~

こんにちは。

たこわさ大好き酒井です。



まもなく2016年最後の河合塾主催の模試です。

10月16日は第3回記述模試、

10月23日は第3回マーク模試。



3年生は現在どのような精神状態でしょうか。

特になにも感じていない人。

極度に緊張している人。

何をすればいいかわからない人。

模試があることを忘れている人。(これはないか、、)

さまざまあると思いますが、本日は模試の受け方について話したいと思います。




1. なぜ模試を受けるのか。


 そもそもなぜ模試を受けるのでしょうか。
 1年生2年生の頃は学校で強制的にやらされているや
 塾で言われたからが多いのかなと思います。

 「やらされている感」

 嫌ですね。私も嫌でした。
 高校生の時は模試をやる意味がわからなかったですし、
 特に学校も模試に向けての対策をやっているわけではないのに
 しかも範囲さえも教えてくれないのに
 どうして模試なんて受ける必要があるんだろう。
 いい結果がでないとわかっているのに受検する。
 結果をみて虚しさや悲しさに近いものがありました。

 そういう気持ちに一度はなったことはありませんか。

 安心して下さい。

 なるのが普通です。

 テストが大好きな人は自分で勉強しますし、
 ましてや塾に通うことはないのかなとも思います。

 ですのでこの記事を読まれている皆さんはそれが普通だと思って下さい。



2. 準備していきたい by本田圭介


 部活をやっていたり、習い事をしている高校生は多いと思います。
 体育会系の部活であれば、地区大会、県大会、全国大会と規模が大きくなっていくでしょう。
 文化系の部活でも例えば資格にランクがあると、徐々に上を目指していくことになるでしょう。

 でも、いきなり地区大会に参加したり上位の級から受検したりしませんよね??

 まずは練習試合。
 練習試合を何度か繰り返し実践を積みます。
 なぜ実践を積む必要があるのか。
 本番はどういう状況になるかわからないからです。
 実践を積み、さまざまな状況に対応できる知恵を身につけるのです。
 ですので、実は試合のあとが大事だったりします。

 練習試合を模試に置き換えれば理解しやすいでしょう。
 



3. 学習の中心は模試。


 河合塾や駿台の模試は3ヶ月に一度催されます。
 3ヶ月の期間で切って、学習スケジュールを意識するよう私は指導します。
 模試が終わればできていない科目や単元が明確になります。
 できていない部分の振り返りは必ず行って下さい。
 模試に費やした時間を有効なものにするためには
 この振り返る行為が必要不可欠です。

 模試の問題が受検後でも解けるようになるということは
 合格に近づくということです。
 だって、模試は練習試合ですからね、
 練習試合で得た経験以上のものは本番で出せません。
 ですから、振り返りをするという行為は最低限なのです。
 振り返えったとしても必要最低限ですし、
 振り返らないと最低以下です。

 振り返り。
 つまり、解き直しを行って下さい。
 時間配分に問題があれば修正も忘れずに。

 模試後は、解き直しを行い、理解できるようになったら
 似た問題で確認し、別途新たな単元の学習を次の模試に向け進めていきましょう。




4. あと3ヶ月では何とかならない。


 最終的な受験校を決める時に模試の帳票を使用します。
 学校の中間テストや期末テストは範囲が決まっていますし、
 受験問題に近いレベルの問題を出題するような学校は少ないと思います。

 早い所ですと10月から出願が始まります。
 出願は個人の自由ですが、
 模試の結果によっては志望校への出願を見送った方がいい場合もあります。
 
 「あと3ヶ月で何とかしますから」

 と、毎年よく聞くフレーズですが、
 大学受験は3ヶ月では何とかなりません。
 何とかならないから早めに対策を始める必要があります。

 やらない理由を考えるのではなくやる理由を考えて下さい。

 模試は手段であり目的ではありません。
 受験に合格することが目的であれば、
 現状の学力を確認し次に繋げる手段として模試を活用します。

 成績が伸びないという前にやるべきことをやりましょう。




5. 模試を受ける時の心構え


 最終章です。
 模試でより成果を出すためのコツをお教えします。

 ① 会場は大学を選べ。
   ⇒ 本番は大学で受験します。都内であれば東大、関西であれば京大でもいいでしょう。
     雰囲気に慣れるって大事なことですよ。
     いつもと同じ精神状態を保ってこそよい結果が生まれます。
     例えば、講堂の3人席の真ん中で受験することを想像して下さい。
     初めて会場に行って気付くこともあると思いますが、
     一度でも見ておくと本番のパフォーマンスが変わるはずです。

 ② 模試の申込は誰よりも早く。
   ⇒ 理由は2つ。
     会場の空がある。早く模試モードに入れる。

 ③ 範囲を確認する。
   ⇒ 誰でも少しでもいい結果がほしいもの。
     範囲を確認し的を絞ることで時間を有効に使って下さい。

 ④ 本番を想定する。
   ⇒ 例えば本番まで残り7日前のメンタルはどんな状態だろう。
     といった具合に想像しておくとよいでしょう。
     練習試合は本番のためにあります。
     より本番に近い状態を作っておくことがよい結果に繋がりやすくなります。

 ⑤ 模試ノートを作る。
   ⇒ 解き直しは模試ノートへ行いましょう。
     間違えた問題をコピーし切り貼りし、余白に解き直す。
     受験当日持っていく教材として模試ノートをオススメします。
     単語帳や問題集よりも
     これまで間違えた問題がまとまっている模試ノートを直前に見ることで、
     記憶が呼び起こしやすくなるでしょう。
    



6. まとめ

 受験は脳のスポーツです。
 駆け引きもあります。
 準備も必要です。
 作戦も必要です。
 真っ向から向かってそうそう勝てる相手ではありません。
 
 受験で合格するということは自分に勝つということ。
 自分に勝つということは限界を超えるということ。

 限界。
 超えていますか。
 
 受験を通じて、自己成長(=自分の限界を超える)して下さいね。




【編 集 後 記】
赤ちゃんが1,700gになりました。
子供の成長を喜ぶ親の気持ちが
少しずつわかってきたような。。
今は生徒が志望校に合格してくれる方がうれしいですが、
来月にはその気持ちが逆転するのでしょうかね(笑)


2016年10月13日木曜日

英語のボキャブラリーについて ~秋元~

皆さんこんにちは!!アシスタントアドバイザーの秋元です!!



前回のブログで阿部先生が暗記について書いていて、ふと思いついたので今回のブログを書きます。

皆さん単語や熟語の勉強はたくさんしていると思いますが(やってますよね??)、一体全体いま自分の英語のボキャブラリーがどのくらいだか考えたことはありますか??

ここでいうボキャブラリーとは単語と熟語を合わせたものです。

3000??4000??はたまた10000越えの人もいるかもしれませんね。

ちなみに僕のボキャブラリーはテストしたところ9000語程度でした。



一般的に高校受験までに必要なボキャブラリーは3000語弱だといわれています。

そして難関と呼ばれる大学に合格するには6000語は必要だそうです。

つまり高校でだいたい3000語ほど勉強すればボキャブラリー的には十分ということですね!

これは市販の単語帳・塾語帳を一冊ずつ完成させればいい計算です。


しかし、これだけのボキャブラリーを覚えていざ英字新聞や洋書が読めるかというとそういうものではありません。

あれらは当然ネイティブ向けに書かれていて、ボキャブラリーもネイティブレベルです。

そこで英語ネイティブはどのくらいのボキャブラリーなのかというと、成人でだいたい20000~35000語程度の読めるボキャブラリーはあるそうです。



大学受験に必要な語彙が6000語でネイティブレベルになるのが20000語ですから果てしなく感じますね、、、

ただ、この20000~35000というのは細かい熟語や普段は使わないような単語(日本語にもありますよね笑)も含まれています。



そこで、大学に入ってからの学習の指針としてどのくらいのボキャブラリーを目指せばよいのか考えると、だいたい10000語程度かな?と思います。

だいたい10000語ほどあれば簡単な洋書や、ニュースサイトなども辞書を多少駆使しながら問題なく読めるといわれています。

ちなみに英検1級の語彙数は10000~12000語程度らしいのでボキャブラリー的には1級を皆さん目指しましょう笑



つまりなにが言いたいのかというと、英単語・熟語の学習は大学受験で終わりではなく、一生続くということです。

そこで、単語帳だけからの単語学習からいち早く抜け出し、出会った単語は全て覚えるくらいの気概で英語を勉強しましょう!!!!笑




僕からは以上です!!!

おわり

2016年10月12日水曜日

暗記について ~阿部~

だんだん本格的な秋に突入してきましたね。
半袖一枚では結構肌寒い日が続いています。風邪を引かないように要注意ですね。

今回は「暗記について」酒井先生からのリクエストにお応えする形で書きたいと思います。
受験生の皆さん、一度はインターネット等で
「暗記 コツ」 「英単語 覚え方」
など検索したことはないでしょうか??
それほど暗記という作業は受験生を悩ませているということですね。

皆さん「エビングハウスの忘却曲線」「夜寝る前に覚えた方がいい」ということは知っていると思うので(知らないってことはないですよね??)それ以外の個人的意見を述べようと思います。

早速ですが、重要な事は二つあると思います。
ひとつは「暗記」というものの捉え方。もうひとつは「姿勢」です。
暗記って単純に覚えることだと思っていませんか。
確かに覚えることだとは思いますが、それプラス「思い出す事」も暗記の肝だと考えています。
ただ単にインプットするのではなくてアウトプットすることができて初めて覚えたという事になるということです。
これを意識しているかどうかで非常に変わってくると思います。

姿勢に関して言うと、これは「気合・根性」です。
別にふざけているわけではありません笑
よく「英単語が覚えられないんです」とか「文法事項が全然頭に入ってきません」などの声をよく聞きますが、それはまだ努力が足りません。覚えられないんじゃなくて「覚えようと全力を尽くしていないだけです」。
本気で覚えようとしたらどのように覚えたらいいのか必死に自分で考えるはずです。
そういった自分で考えて努力する力、姿勢というものが圧倒的に欠如しています。

もう一度「暗記」について見直してみてはいかがですか??




2016年10月11日火曜日

オレは英語の先生になる! ~酒井~

こんにちは。

5年前にワンピース60巻までを3日で読み具合が悪くなった酒井です。



先生志望の生徒って下記の思考パターンが多いです。


 ① 英語が得意
 ↓
 ② 英語の先生になりたい
 ↓
 ③ 教育学部志望


確かにひとつの選択肢です。

この選択を否定しようとは思いません。

が、他の選択肢も考えてみようという話をしたいと思います。



得意科目を職業にするのか

高校までで学習するのは英数国理社。

これまで触れてきた科目を通じて未来をイメージすることは比較的容易だと思います。

しかし、職業はたくさんあります。

大学では社会に出て働くために必要な知識や考え方を学びます。

5教科の中では英語が得意だったから

英語方面の仕事を考えるのもよいですが、

そもそも英語はどういう職種であってもグローバル化に伴い必要になりますし、

英語だけで食べていくのは本当に一握りの人であることを認識してほしいです。



英語を使う仕事は先生だけではない

英語を本格的に使う職業として、英語の先生を連想する。

先生は身近な存在ですしね。連想しやすいです。

しかし、英語を使う職種なんてたくさんあります。

通訳、翻訳、旅行・観光、バイヤー、コンサルタント、プラント・建築、

モノづくりエンジニア、IT、、

すべて目的のための英語ではなく手段として英語が必要になります。



先生≠教育学部

先生になるためには教育学部でなくてもなれます。

その大学に教員課程があればですが概ねあるものです。

文学部、政治・経済学部、経営学部、理学部、工学部、農学部、、

各学部で必要な単位に加え、教員になるために足りない単位を取ることで

(いくらか授業料を払う必要はありますが、)

教育学部でなくとも教員免許を取得する権利が貰えます。

権利を得た上で教育実習を行い合格すれば免許を貰えるのは同じです。





ちなみに、私は理学部物理学科で宇宙を研究しており、

今は先生をしています。

持論になりますが、教育学部の専門性と理学部の専門性を考えた場合、

理科の科目であれば理学部の方がより専門的で学術的なことが学べると思います。

教育学部を否定するわけではありません。

しかし、他学部に所属していれば他学部のことも学べますし、

教員という選択肢も入ってきます。




もしかすると、今は思っていないことに将来興味を持つことがあるかもしれません。

選択肢が多い人生の方が少ない人生よりいいと思いませんか。

志望学部学科を選択することで今後の人生の方向性が決まります。

参考になさって下さい。



【編 集 後 記】

私は小学生の時の理科の成績は5段階で2~3でした。
文系科目の方が成績はよかったですが、
高校の時に出会った物理の先生の人柄が好きで
物理の道に進みました。
先生の影響って大きいですね。



2016年10月10日月曜日

イチの先にあるゼロ ~酒井~

こんにちは。

朝食にパンを食べると食道が詰まってしまうのでライス派の酒井です。



昨日、郵便局へ行きました。

アメリカに住む友人に頼まれたフィギュアを送るためです。

前職は香港で先生をしていたことで世界各地に友達がおり

いろいろと頼まれ事をすることがあります。



そのため、海外への荷物の配送手続きは小慣れていて

昨日もいつものようにinvoice(インボイス:明細)を予め作成した上で

郵便局へ持っていきました。



さくっと終わらせてさっさと帰ろうと思っていたのですが、

窓口で担当者は明細にfigure(フィギュア)と書かれたことが気になったようで、

「10月1日から接着材を使用したフィギュアは送れない」

と説明をしました。

そんなこと知らないよと内心思いつつ私が、

「それなら接着剤って英語で何というんですか?」・・・①

と質問したところ、

「郵便局はあくまでも輸出を請け負う窓口で審査する訳ではないのでわからない。詳細はHPを見てほしい。」・・・②

との返答が返ってきました。




②に関して憤りに近いものを感じたことは今回は割愛するとして(笑)、

このエピソードから得たことは、

①は私がしっかり勉強していれば問題にならなかったし、

接着剤という英単語を知っていれば

②で起きたような感情も回避できたということです。




正直悔しかったですね。

まさか、日本国内でわからない英語が出てくるとは(苦笑)。

しかも英語を話せないおじさんに

「ここに接着剤は使用していないと書いてください。」

と言われ、とっさに書けない。

日本が変わってきたというかグローバル化が田舎町にも押し寄せてきていることを実感しました。

英語を話す人であればコミュニケートできるのに、

(わからない単語は聞けますからね)

同じ日本人でも英語が方や職務で必要、方やプライベートで必要だけれど

スキルが低すぎるため解決できない。



英語をもっと勉強しなくてはと気付かされたエピソードでした。

あ、大学受験生のように何か参考書を使ってという意味ではないですよ。

日常生活をしながら今回のように学びを得るということです。

今回の件で、接着剤の英単語を覚えました。

そういう意味では有難い郵便屋さんでしたね(笑)



大学生までですと、教科書や授業のカリキュラムがあって

決められたレールに乗っていけば一定のところまで辿り着けます。

社会に出るとそうはいきません。

レールがありません。

大学受験はレールがあります。

つまり決められたことを決められた通りに実行する。

ゼロからイチを生み出すことが社会だとすれば、

イチを積み重ねることが受験生です。



今回のエピソードはイチの先にあるゼロです。

大学受験とは関係のないことかもしれませんが、

社会に出てからも勉強が続くことについて書いてみました。

学びを続けるか続けないかはあなた次第ですけどね。



【編 集 後 記】

接着剤の英単語。
スマホを持っていなかった私はどのように調べたか。
5分くらい考えた結果、100均に行くことにしました。
接着剤のコーナーで商品をみて目ぼしい単語を拾う。
で、”adhesive”とわかりました。
もう忘れません!