2016年10月11日火曜日

オレは英語の先生になる! ~酒井~

こんにちは。

5年前にワンピース60巻までを3日で読み具合が悪くなった酒井です。



先生志望の生徒って下記の思考パターンが多いです。


 ① 英語が得意
 ↓
 ② 英語の先生になりたい
 ↓
 ③ 教育学部志望


確かにひとつの選択肢です。

この選択を否定しようとは思いません。

が、他の選択肢も考えてみようという話をしたいと思います。



得意科目を職業にするのか

高校までで学習するのは英数国理社。

これまで触れてきた科目を通じて未来をイメージすることは比較的容易だと思います。

しかし、職業はたくさんあります。

大学では社会に出て働くために必要な知識や考え方を学びます。

5教科の中では英語が得意だったから

英語方面の仕事を考えるのもよいですが、

そもそも英語はどういう職種であってもグローバル化に伴い必要になりますし、

英語だけで食べていくのは本当に一握りの人であることを認識してほしいです。



英語を使う仕事は先生だけではない

英語を本格的に使う職業として、英語の先生を連想する。

先生は身近な存在ですしね。連想しやすいです。

しかし、英語を使う職種なんてたくさんあります。

通訳、翻訳、旅行・観光、バイヤー、コンサルタント、プラント・建築、

モノづくりエンジニア、IT、、

すべて目的のための英語ではなく手段として英語が必要になります。



先生≠教育学部

先生になるためには教育学部でなくてもなれます。

その大学に教員課程があればですが概ねあるものです。

文学部、政治・経済学部、経営学部、理学部、工学部、農学部、、

各学部で必要な単位に加え、教員になるために足りない単位を取ることで

(いくらか授業料を払う必要はありますが、)

教育学部でなくとも教員免許を取得する権利が貰えます。

権利を得た上で教育実習を行い合格すれば免許を貰えるのは同じです。





ちなみに、私は理学部物理学科で宇宙を研究しており、

今は先生をしています。

持論になりますが、教育学部の専門性と理学部の専門性を考えた場合、

理科の科目であれば理学部の方がより専門的で学術的なことが学べると思います。

教育学部を否定するわけではありません。

しかし、他学部に所属していれば他学部のことも学べますし、

教員という選択肢も入ってきます。




もしかすると、今は思っていないことに将来興味を持つことがあるかもしれません。

選択肢が多い人生の方が少ない人生よりいいと思いませんか。

志望学部学科を選択することで今後の人生の方向性が決まります。

参考になさって下さい。



【編 集 後 記】

私は小学生の時の理科の成績は5段階で2~3でした。
文系科目の方が成績はよかったですが、
高校の時に出会った物理の先生の人柄が好きで
物理の道に進みました。
先生の影響って大きいですね。