2016年9月20日火曜日

ひとつ上の現役合格 ~酒井~

こんにちは。
酒井です。

河合塾マナビスでよく聞くフレーズに

「ひとつ上の現役合格」

というものがあります。



第一志望の勉強をしていたら第一志望には合格できない

といった意味で使うことが多いです。

例えば、入会の時に明治大学を目指している生徒がいたとします。

明治大学を受験する学生は、主に3つのタイプに分かれます。

 
 ① 明治大学一筋
 ② 日東駒専門狙いであわよくばG-MARCH
 ③ 早慶の滑り止め


どのタイプが合格の可能性が高いでしょうか。

②⇒①⇒③の順で可能性が高くなりそうですね。

なので、河合塾マナビスでは「ひとつ上の現役合格」を掲げています。

納得性の高い理屈ではないでしょうか。



それに加え、私個人としては思うところもあります。

大学というのは社会に出る前の最後のフィールド。

卒業後は40年働く必要があります。

何のために働くか。

答えはシンプルで、ご飯を食べるためです。

両親はこの日のために20数年面倒を見てくれます。

大学を卒業したらいよいよ食費、水道光熱費、家賃、通信費・・・

を自分で支払い一人で生活をしていかなければなりません。

そのような力を養う最後の勉強の場が大学です。



大学入試というのはいわば努力の具合を順番に並べたもの。

個々の能力に対して差はありません。

本当の賢さとは単純な頭のよさではなく

例えば、効率を考えられる人や計画性がある人、大局が見れる人・・・です。

同じ3年間の中でも、勉強以外に得たものにより

第一志望合格までの経路を変えることができます。



話が脱線しそうですので元に戻します。。



就職活動の際に履歴書を提出しますよね。

人事は何を見ていると思いますか。

人事によりさまざまですが気にするしないはともかく

学歴を見ない人事はいないでしょう。

社会に出て数十年以上働いている我々の視点で

大学を卒業したばかりの学生を見ているわけで

言い方はよくないのでしょうが、そこにとんでもなく大きな期待はしていないわけです。



早稲田大学商学部。

面接中に触れられなくても、自然とこの子は頑張ったんだなとなりますよ。

で、極端な話で、

明治大学と早稲田大学の学生が応募し、

枠が1名だったらどちらを取るかということです。

学生なので履歴書の他の項目には大して差はないでしょう。

せいぜい自己アピールで差がつくくらいでしょう。

まだ面接をする前段階ですよ。

書面と顔写真からジャッジが下されるのです。

間違いなく早稲田大学卒業の生徒の方がアドバンテージがありそうではないですか。



高校1年生2年生は今からでも遅くありません。

未来を真剣に考えて下さい。

これしか選べない人生より、選択肢がある人生の方が楽しいと思いませんか。



センター試験まであと115日。

3年生は上辺の全力は要りません。

合格発表の日にこれまでの自分を振り返ったときに後悔したくありませんよね。

本当の全力で臨んで下さい。