2016年12月4日日曜日

「これ何の役に立つの?複素数編」 ~福田~

みなさんこんにちは!
アシスタントアドバイザーの福田です。

突然ですが、学校の勉強で「これ何の役に立つんだ?」って思う科目や分野ってありませんか?(例えば数学の複素数や古典の和歌)
今回はそんな「これ何の役に立つの?」って思われる分野を機械系目線から紹介していき、[受験のためにやらせてる」だけでなく,その科目を楽しんで学んでいく手助けができたら、と思い書きました。(理系科目ばっかりになってしまうと思いますが、できるだけ分かりやすく書きますので、文系の方も最後まで頂ければと思います。)

第1回は「複素数」です。
複素数とは要は虚数、すなわち1とか2とかとは違う空想上の数(実際、英語でimaginary numberと言います)を扱う学問です。こんな空想上の数、日常生活ではまず使わないですよね、、
しかし、この複素数、実は僕らの生活の様々なところで活かされているんです!
まずは乗り物。特に航空機。乗り物の燃費を向上させる上で空気の流れを把握し、空気抵抗を減らすことは非常に重要です。この「空気の流れ」を物理的に表現するのに、複素数が必要です。
例えば真っ直ぐで一様な流れと、曲がる流れは以下のように表されます。(意味は理解しなくていいです、、赤字のzが複素数を表しています。


他にもみなさんの周りにある電化製品の電気をコントロールするのにも複素数はでてきます。

一見何の役に立つかわからない分野でも、日常生活の様々なところで活かされているものはたくさんあります。そのことに気づくと勉強がもっと楽しくなるかもしれませんね!